スリ被害にあいました。盗られたものを返してもらうには、どうしたらいいですか?犯人が捕まったら返してもらうのは当然と思うのですが・・・。2年前にスリ被害にあいました。犯人は捕まったと警察から連絡があり、財布に入っていた免許書やカード等受け取りに行きました。盗られたものの返還等について、弁護士から連絡があるだろう、とのことで待っていましたが、連絡はなく1年が経ちました。犯人は実刑で今は刑務所、弁護士は退任したそうです。法律相談で、返還してもらうには民事訴訟を起こすしかないと・・・。その費用は、還ってくるかわからないと・・・。スリ被害にあった後、私は家族にお金を貸してもらったりと家族にも迷惑をかけました。被疑者にも家族はいると思います。本人が刑務所なら、その家族にでも代わって返していただきたい!と思うのは、おかしいでしょうか?また、その方法等知っている方、教えていただけたらと思います。それから、犯人は、何百件と繰り返していたそうですが、同じような被害に遭われた方、その後どうしたかも教えてください。盗ったもの勝ちというのはおかしい!私は、泣き寝入りするつもりはありません 。
寄せられた回答
現在の日本の法律ではそうなっていますからね。本人が生きている限り、本人の負債は誰かが肩代わりする義務はありません。死亡しても相続しなければ義務は移行しません。これについては、被害者からすると「家族の犯した罪を償うのは当然だろう」と思えるかもしれませんが、逆の立場で考えてみてください。例えば、すでに親元を離れて独立してから、自分の父親が巨額の詐欺を働いて、すべて使ってしまったとします。父親は当然刑務所に入るとして、刑務所にいれば働いて返すこともできませんから、「子供なんだから父親のしたことを償え」と言われても困っちゃいますよね?というわけで、法律上は親子や家族であっても、その責任を一方的に被る必要はないとしているわけです。とりあえず、一般的には逮捕されてすぐに相手や相手の弁護士と交渉することで、「損失を補てんすれば罪が軽くなるように意見書を書く」とかいった交換条件を出して補てんさせるように交渉するものです。普通に考えて、一方的に1年も待ったのが間違いですね。連絡が来なければこちらか連絡するくらいは常識だと思いますが…まあ、交渉したとしても本人が盗んだものをすでに使ってしまっ ており、金も財産も何もなければどうにもなりませんけどね。今の日本の法律では、民事的な賠償については「無い袖は振れない」という状況だと泣き寝入りするしかないということになってしまっています。これについては、実際に何もないのでは取りようがないのですから仕方ないですけどね。##補足分##こういうのはおとなしく待っていてはだめなんです。被害者が多いならなおのこと、我先に連絡を取って先に賠償をしてもらわないと、相手の財産が尽きればどうしようもなくなりますからね。5万円の被害者が10人いたとして、犯人が25万円しか持っていなければ、最初の5人しか賠償はできないわけですから。まあ、いまさら言ってもどうにもなりませんけど、今後似たようなことがあったらおとなしく待たないことです。焦って連絡を取っていたら賠償されたのかと言えば、確実にそうなったとは言えないわけですからね。上でも書いた通り、「無い袖は振れない」というのが現在の日本の法律です。払えないなら、内臓を売ってでも払えとは言えないわけです。もちろん、刑務所での労働は刑務所運営で赤字になるくらいのものでしかありませんしね。金額が大きい場合、 とりあえず民事訴訟を起こして債務名義だけでもとっておけば、出所後に働き出したりすればすぐに強制執行ができるようになりますけどね。まあ、そういう人がまともに働くとも思えないので、現実的にはかなり望み薄ですけど。
鹿児島 弁護士
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